WOCについて

WOCとは

Wound Ostomy Continence(ウンド・オストミー・コンチネンス)の頭文字です。

当院では2008年に認定看護師資格を取得し、2008年4月から「WOCケア室」で専従として活動している看護師が勤務しております。


皮膚・排泄ケア(WOC)認定看護師は、創傷(床ずれや手術の傷など)、ストーマ(人工膀胱や膀胱ろう)、失禁(便や尿が漏れる)などの方を対象に専門的なケアを提供する看護師のことをいいます。


皮膚・排泄ケア(WOC)認定看護師は、スキンケアの専門家です。専門的なケア提供を行い、患者様に質の高い看護を提供できるように日々頑張っております。さらに医療スタッフへの指導・相談を通して、院内全体の看護の質向上を目指し活動しています。

看護専門外来について

看護専門外来(ストーマ外来・自己導尿外来)

完全予約制とし、ゆっくりとした環境で専門の看護師が時間をかけてご相談をお受けいたします。

ストーマ外来

  • 人工膀胱などのストーマをお持ちの方の専門の外来です。
  • ストーマは手術後に大きさが安定するまでに数カ月かかります。また、体型の変化によってストーマ装具が合わなくなったり、ライフスタイルの変化によってケア方法を変更する必要がある場合があります。合っていない装具を使用していると、排泄物のもれや皮膚のただれの原因になることがありますので、定期的に受診されることをお勧めしています。
  • ストーマ外来では皮膚・排泄ケア認定看護師がストーマやケアに関するご相談をお受けしています。
  • 当院以外で手術をされた方は、紹介状をご持参していただくようお願いいたします。

対応症状(こんな症状の時)

  • 装具を貼っている皮膚がかゆい
  • 装具を貼っている皮膚が赤くなっている
  • 装具が使いづらい
  • 排泄物がもれる
  • ストーマケアに不安がある
  • ストーマケアやストーマに関する生活上のことで相談したい

事前に予約が必要です

受診の際は普段使用しているストーマ装具を交換用として1回分お持ちください。

受診には受診手続きが必要です。外来受診料のほかに在宅療養指導料、処置料がかかります。

自己導尿外来

  • 自己導尿は、何らかの原因でうまく尿を出せない(排出障害)場合に専用のカテーテルと呼ばれる管を、患者さん自身が尿道から膀胱に挿入し、定期的に尿を体外に出す治療法です。
  • 患者さんがご自分でできない場合等はご家族の方にやっていただくこともできます。
  • すでに他の病院で導尿指導を受けている方でも、回数や方法、使用器具などでお困りの場合は受診していただくことが可能です。
  • 自己導尿外来では自己導尿指導士認定資格を持った皮膚・排泄ケア認定看護師がおり、導尿の方法や使用装具の選び方、生活の工夫点についてご相談をお受けします。

事前に予約が必要です

すでに自己導尿を開始されている方は現在お使いのカテーテルをお持ちください。

受診には受診手続きが必要です。外来受診料のほかに在宅療養指導料、在宅自己導尿指導管理料などがかかります。

予約・問い合わせ先

北海道泌尿器科記念病院 WOCケア室

診療時間 / 平日 9:00~16:30

電話 / 011-711-1717

  • お電話の際には、「ストーマ外来/自己導尿外来受診の件」とお伝えください。
  • 担当看護師:立﨑 恵美子(皮膚・排泄ケア認定看護師)