ご挨拶
理事長 関 晴夫より ご挨拶
当院は1987年、北海道大学泌尿器科の関連病院としては初の泌尿器科専門病院として開院致しました。以来、最新の医療設備と熟練した専門スタッフにより、泌尿器科の全ての疾患に対応すべく診療を続けており、外来受診から検査、入院、治療、術後の定期検査までをスムーズに行える環境のもと、毎年1000件を超える手術を行っております。
2015年8月に新病院に移転、より快適で効率の良い環境をつくり上げることが出来ました。
この度、2024年4月1日付をもちまして旭川医科大学 腎泌尿器外科学講座前教授の柿崎秀宏先生が院長に就任致しました。
これを機に初心に立ち返り、誠実で緻密な医療を提供し続けるように職員一同、奮闘努力していく所存です。
患者様にとって「安心して何でも気軽に相談出来る信頼される病院」であり続けたいと思います。
これからも、北海道大学泌尿器科との連携のもとに北海道の泌尿器科分野の中心を担うとともに急性期医療と地域医療に貢献していきたいと思います。
病院長就任挨拶 柿崎秀宏
2024年4月1日付で飴田 要先生の後任として病院長に就任しました。 私は、1983年(昭和58年)に北大医学部を卒業し、北大泌尿器科学教室に入局しました。泌尿器科医師1年目として北大病院に勤務した際の前半6カ月は、当院の創設者のお一人である松野 正先生から指導を受けました。そして、後半6カ月は同じく当院の創設者のお一人である谷口光太郎先生から指導を受けました。泌尿器科医師としての2年目は市立小樽病院に勤務しましたが、その際の直属の指導者がもう一人の当院創設者である南谷正水先生(退職済み)でした。このように、もともと私は当院と深い関係があり、病院長として勤務することに大きな喜びを感じています。
当院の特徴は、迅速かつ安全な医療の提供です。尿路結石の中でも特に尿管結石(尿管に石がつまる状態)は痛みや発熱の原因となり、迅速に対応しないと敗血症(細菌が全身に広がってしまう状態)となって生命が危険な状況となる場合もあります。当院は、体にやさしい低侵襲の内視鏡手術を用いて尿路結石の患者さんをこれまで多数治療してきた実績があり、迅速な対応は当院の優れた点です。排尿に関するさまざまな症状は日常生活への影響がとても大きく、患者さんにとって悩みの種となります。排尿に関するさまざまな症状は、前立腺肥大症、過活動膀胱、間質性膀胱炎などによって引き起こされますが、当院はこれらの疾患を治療する専門医が揃っており、安心して治療を受けることができます。日本は世界有数の超高齢社会です。高齢者は排尿の問題のみならず、前立腺がん、膀胱がん、腎がんなどの悪性腫瘍にかかる可能性が高くなります。当院は泌尿器の悪性腫瘍の治療においても豊富な経験を有しています。小児の夜尿症や昼間の尿失禁、停留精巣など、小児における泌尿器疾患の治療にも精通しています。地域に密着した泌尿器科専門病院として、地域の皆様に安心・安全な医療を今後も継続して提供していくのが当院の使命です。
私は、北大病院に16年間、旭川医科大学病院に19年間勤務してきました。大学病院では最先端の医療が行われています。私自身、ロボット支援手術を含め、数多くの手術を行ってきました。これまでの大学病院勤務で培われた知識と経験をこれからの地域医療に生かしたいと思っています。これまで以上に地域の皆様に信頼される病院を目指して、職員共々努力する所存です。今後ともご支援をよろしくお願いいたします。
理念・基本方針
高度な医療技術と専門スタッフにより、北海道における泌尿器科分野の中心を担うとともに患者さん本位の治療と看護による快適な病院づくりを目指しております。
病院概要
病院名 | 医療法人エム・ティー・エヌ北海道泌尿器科記念病院 |
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理事長 | 関 晴夫 |
院長 | 柿崎 秀宏 |
病院所在地 | 〒007-0841北海道札幌市東区北41条東1丁目1-25 |
電話番号 | 011-711-1717 |
FAX番号 | 011-711-1724 |
診療科目 | 泌尿器科・腎臓内科・放射線科・麻酔科(医師:奥山 みどり) |
当院の職員数について
医師 | 11名 |
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看護師 | 47名 |
看護補助者 | 4名 |
薬剤師 | 2名 |
診療放射線技師 | 4名 |
臨床検査技師 | 2名 |
臨床工学技士 | 8名 |
管理栄養士 | 1名 |
事務職員 | 14名 |
合計 | 93名 |
沿革
北海道泌尿器科記念病院は、1987年6月15日に北海道大学泌尿器科の関連病院としては初めての泌尿器科単科病院として開業いたしました。
当院は、充実した設備を有しており、尿路結石治療、前立腺がんや腎・尿路系のがんを中心に、毎年1,000件以上の手術を行っております。
外来診療面では、尿失禁や間質性膀胱炎に対する専門外来や、尿路ストーマ外来を設置し、よりきめ細かい治療を行っております。
最近では、腹腔鏡手術の他に小切開手術の施設認定も取得し、従来、開腹で行ってきた手術のほとんどを内視鏡を用いておこなっています。
手術・治療情報データベース事業への参加について
当院は一般社団法人 National Clinical Database(NCD)が実施するデータベース事業に参加しています。
この事業は、日本全国の手術・治療情報を登録し、集計・分析することで医療の質の向上に役立て、患者さんに最善の医療を提供することを目指すプロジェクトです。
この法人における事業を通じて、患者さんにより適切な医療を提供するための医師の適正配置が検討できるだけでなく、当院が患者さんに最善の医療を提供するための参考となる情報を得ることができます。
何卒趣旨を御理解の上、ご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
- 1.NCDに登録する情報の内容
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2015年4月1日以降、当院で行われた手術と治療に関する情報、手術や治療の効果やリスクを検証するための情報(年齢や身長、体重など)を登録します。NCDに患者さんのお名前を登録することはなく、氏名とは関係のないIDを用いて登録します。
IDと患者さんを結びつける対応表は当院で厳重に管理し、NCDには提供しません。
- 2.登録する情報の管理・結果の公表
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登録する情報は、それ自体で患者さん個人を容易に特定することはできないものですが、患者さんに関わる重要な情報ですので厳重に管理いたします。
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当院及びNCDでは登録する情報の管理にあたって、情報の取り扱いや安全管理に関する法令や取り決め (「個人情報の保護に関する法律」「人を対象とした医学系研究に関する倫理指針」、「医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイダンス」、「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」等)を遵守しています。
データの公表にあたっては、NCDが承認した情報のみが集計データとして公表されます。登録するデータがどなたのものであるか特定されることはありません。
- 3.登録の拒否や登録情報の確認
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データを登録されたくない場合は、登録を拒否して頂くことができます。当院のスタッフにお伝えください。
また、登録されたご自身のデータの閲覧や削除を希望される場合も、当院のスタッフにお知らせください。なお、登録を拒否されたり、閲覧・修正を希望されたりすることで、日常の診療等において患者さんが不利益を被ることは一切ございません。
- 4.NCD担当者の訪問による登録データ確認への協力
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当院からNCDへ登録した情報が正しいかどうかを確認するため、NCDの担当者が患者さんのカルテや診療記録を閲覧することがあります。
当院がこの調査に協力する際は、NCDの担当者と守秘義務に関する取り決めを結び、患者さんとIDの対応表や氏名など患者さんを特定する情報を院外へ持ち出したり、口外したりすることは禁じます。
本事業への参加に関してご質問がある場合は、当院のスタッフにお伝えください。
また、より詳細な情報は下記に掲載されておりますので、そちらもご覧ください。
一般社団法人 National Clinical Database(NCD) http://www.ncd.or.jp/